元スーパー正社員が写真家になったワケ 第3話

仕事ってなんだろう。

かつての私は、ただお金を得るための手段と割り切っていた。

 

しかし私の身近にいる事業や仕事を自分で生み出していく人たちは、

仕事=お金のためを第一には考えてはいないのだった。

 

もちろん売上も利益も大事だけれど、

自分自身にしかないものを提供し、夢中で磨き続ける。

夢中になれるのは、自分のサービスや商品を心から愛しているからこそだ。

 

「誰に何をするか?」

 

仕事を生み出している人はお金のためではなく、

自分の資質を必要とする「誰か」のことを考えている。

心から溢れる愛を「誰か」へと届けているのだ。

 

その愛が魅力となって人を惹きつけていく。

仕事がうまく行っている人が愛に溢れているのは、実に理にかなっている。

 

 

会社員時代の私は、仕事のために自分の資質を磨くということはしなかった。

仕事に対しても否定的だったし、仕事が嫌いだった。

毎日覇気のない顔で出勤し、やるべき作業をこなしていた。

 

それが写真に関しては違った。

写真を通じて私の世界観を伝えていくことに喜びを感じた。

美しい瞬間を切り取り、伝えることの面白さに夢中になった。

 

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写真を撮られる、写真を見るという「体験」で

幸せを感じたり、

自分の可能性を再発見したりできるのだと

一人でも多くの人に伝えたい。

 

撮られることに自信がない、

「でも変わりたい!」と思う人には

自信を持って

「あなたには素晴らしい価値がある」と伝えたい。

唯一無二の美しさを知ってほしい。

自分の足で一歩踏み出す勇気を持つお手伝いがしたい。

フォトセッションとして

写真以上の体験と価値を感じられるサービスが私ならできる。

それこそが私の「資質」を生かすことだと気がついた。

 

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経験不足で気後れするときもある。

自分自身の中では写真の技術的にまだまだ未熟で、

「もっと良い写真を撮るにはどうしたらいいんだ!」

という葛藤が常にある。

 

 

けれど、私が撮る写真は、

写真を超えて

「一歩踏み出すきっかけ」になると信じている。

 

 

写真を通じて出会いが広がり、人との出会いで学びを得る。

それは今現在進行形で、きっと一生続くこと。

 

経験はじっとしていても増えない。

経験不足なら、経験を積むしかない。

それをやれるか?

やりたいか?

 

やりたい!!

 

ならば今できる最高のものを作り上げる。

自分の気持ちに自信があるからこそ、私は一生懸命最高のものを提供する。

 

そう決めて私は写真家になったのだ。

そしてこれからは写真に加え、

一歩踏み出すきっかけづくりや、あなたの魅力を引き出すプロデュースをしていきたい。